Campuslife

No.12

update.2017.03.22

京都大学11月祭ってすごいらしい・・・前編

この記事をシェアする

潜入!自由すぎるスローガン、エッジの効いた企画だらけの伝統祭 Part1



みなさんこんにちは。ザッツ・京大編集部です。京都大学とか、京大生と聞くと、みなさんどんな印象をお持ちですか?「お固い印象?」「真面目?」よく言われる、イカ京みたいな感じ?
学内を散策すれば至る所に「何コレ?」なものがあったり、キャンパスで自宅のようにくつろいでる人がいたり、卒業式は仮装だらけで、何だこれって思う部分がたくさんあったりするんだけど、その半面、めちゃくちゃ勉強してたり、研究してたりで、ノーベル賞を受賞した先生が学内にいたりで、なんだかよくわかんないかもしれませんね。
そんな京都大学の魅力あふれる姿を一般にさらけ出しているのが、そう!京都大学11月祭(通称NF=November Festival)。前夜祭合わせると、5日間に渡る壮大なフェスティバル。どんな人が出現するのか、
もう胸が高まります。

運営のすべては学生の手によるもの。
(取材の際に本部に挨拶に伺ったのですが、そこはまさに戦場でした。)
日本全国津々浦々、それぞれの大学で開催される学園祭には毎年「テーマ」がありますが、京都大学11月祭の統一テーマが毎年かなり衝撃的でおもしろいとのこと。今回は、自由すぎるテーマ、ブッ飛び企画てんこ盛りの前夜祭から本祭(前編)をご紹介します!

京大NF突撃リポート前編

2016年の統一テーマはこれでした。もしかしたら、世相を映す奥深さが?
まずは、下記の長文?謎文?これが2016年のNFの統一テーマ。

*2016年の統一テーマ*
ぽきたw魔剤ンゴ!?ありえん良さみが深いw 京大からのNFで優勝せえへん? そり!そりすぎてソリになったwや、 漏れのモタクと化したことのNASAそりでわ、無限に練りをしまつぽやしみ~
*趣意文*
昨今ネット上で頻繁に見られる、いわゆる「オタク構文」を改変したもの。この文に使用されているフレーズの多くを、京大生はSNSや友人との会話の中で使用している。それらのフレーズは有識者が有り難がるような「美しい日本語」とは程遠いだろう。だが、この「オタク構文」に見られるような、既存の枠組みを疑い破壊し、自らの手で新たな枠組みを創造する姿勢こそが京大生、ひいては京大生によって創られるNFの真骨頂ではないだろうか。

うん…難しいよね。よくわかんないかもね。
意図があってのことなんだろ…。
深いね(深いって便利なことばです)。
でも、このテーマで学園祭をやってしまうのが
京大らしくないですか?
ちなみに、歴史をさかのぼりますと、1953年(昭和28年)、「京都大学秋季文化祭11月祭」という名称で開催したのが最初と言われ、翌年から正式名称に。以来、「11月祭」(通称NF)は京都大学の学園祭として現在まで続いています。京大公式サイトには
11月祭の統一テーマ一覧(http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/education-campus/campus/festa/november/theme.html)
掲載されています。時代を踏まえ、考えてるんだなぁ。
さて!ここからはNFの見どころを紹介しましょう。


2016年度の第58回 京都大学11月祭公式パンフレット。これは実行委員会にとって収入源。すごい立派。


彼ら、11月祭全学実行委員会メンバーのがんばりは大きい。 ほんとおつかれさまです!

***************************** 【京大NFレポ】
さて。ここからはNFの見どころを!
「NF前夜祭 11月19日(日)」


ひとつひとつの企画に、京大NFに対する一人一人の頑張りや熱い思いがあるのです。

NF本祭の前日、恒例の「前夜祭」が行われました。授業を終えた京大生が吉田グラウンド中央にわらわらと集まったかと思いきや、おもむろに大太鼓。祭りスタートを飾る応援団の演舞に、自然にみんなの士気が高まり、本祭に向けて心をひとつにしているようでした。


食べ物を売る模擬店(屋台)が集い、教員が参加者にのみものをふるまってくれたりも。「NF本祭」と「前夜祭」は一応区別されていますが、京大NFはこの「前夜祭」が本スタートなのかも!!みんな気合い入りまくりで、本祭に備えます。
[動画はこちら]

前夜祭ダイジェスト版です。

***************************** 【京大NFレポ】
つづいては、おまちかね!本祭初日の様子をピックアップします。
NF本祭 初日「11月20日(日)」


初日のスケジュール。模擬店や屋内企画などは、ほぼ4日間催されていますが、本日のみ、というステージなどもあり、事前の情報収集とパンフレットでの確認がとても大事なんですよ。

見てください、この大盛況っぷり。ご近所の方、親子連れ、カップル、はたまた故郷の親御さんまで。大勢の方が来場されていました。


「京大ガイドツアー」なるグリーンジャンバーの学生を発見。ただでさえ敷地の広い京大。本部の企画でまわっておられるとのことで、混雑する状況でとても頼りになる存在でした。


「クジャク握手会」は4日間通して注目の的。サカタニ、のぶえ、スカイレインボーハリケーンゴットフェニックスのトリオなんだそう。写真にはないですが、ジャグリングショー、ジャズのストリートライブ、雅楽の演奏など魅力あふれる多彩なショーが催されたり、京炎そでふれ!彩京前線の演舞では感動と共に大きな歓声と拍手が。そして、夕暮れになってからは、劇団ボヘミアンによる自主制作演劇、女性ボーカリスト・黒崎真音さんのスペシャルライブも開催されるなど、同時刻にさまざまな場所で素敵な時間が流れていましたよ。

[動画はこちら]

京大NFダイジェスト版です。

前編のご紹介はここまで。
後編では本祭2日目からフィナーレまでをご紹介します。
こちらもご期待ください!!

[京大NF突撃リポート前編:編集後記]

いかがでしたか?京都大学11月祭(NF)リポート前編。関西最大級といわれるこの学園祭。
うーん、まだまだ全然紹介しきれない。とにかく混沌としてるんです!いきなりコーラスしてたり、コスプレの人がいたり、孔雀がいて、孔雀の糞が肩についたり、サバイバルの格好してる人がいたり、
「何なんだあんたたち」と思うことばかり。
実際に来てみないとわかんないかも。まだ体感したことがない人は、ぜひ、来年チャレンジして見てほしい。
歴史深い校舎も開放されていてずんずん入れちゃうしね。
さて、今回は前編です。次回の後編では、
11/21,22において学内のいたるところで催された個性豊かなグラウンド企画、数々の屋内企画、連日開催される自主制作演劇企画など、学生たちが考えぬいて作り上げたNFプランをたくさんご紹介いたしますね。
(後編にもあのクジャクはいたかも?笑)
どうぞお楽しみにーーー。