2021.03.25
最強のふたり!「かるた」名人×クイーン対談。-自由に貫く、異端と王道-

Institute
No.22
update.2018.01.12
こんにちはザッツ・京大編集部です。
今回潜入する施設は何とレーダーとたぬきがあるとか・・・
さて、行ってまいりましたイベントは京大、秋の恒例イベントの一つ「京大ウィークス」。
[京大ウィークスってなに?]
京大ウィークスは、北は北海道から南は九州まで、全国各地に展開している数多くの教育研究施設を地域の皆様に開放し、日々の研究等を紹介する皆さんの知的好奇心を刺激するイベントです!
詳しくはこちら(http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/social/weeks/2017.html)
あの「京都大学」と名前がつく施設で日々いったい何をしているのか?(まぁ他でもなく教育や研究をしてるんですけどね…)を知る機会であり、
普段は入れない施設を紹介したりと盛りだくさんのあのイベントです。
今年もいろんな施設に潜入してきましたので、
早速、レポートしたいと思います!
今回、潜入してきました施設は滋賀県にある「京都大学生存圏研究所信楽MU観測所」。
なんだか名前超かっこよくないですか?「京都大学生存圏研究所信楽MU観測所」。
生存圏。。。MU。。。この施設はいったい何をしているとこなんだろ。。。ピンと来ないですよね。
完全に秘密基地感出てますよねぇ。そもそも、「MU」って、なんの略称?
むう。。。と悩んでしまいますね。
・・・ってことで、いろいろと噂(私が言ってるだけ?)のある、この名前の超カッコイイ施設に、
今回、京大ウィークスを口実に潜入してまいりました!
秘密を暴いてきたいと思います!

「京都大学生存圏研究所信楽MU観測所」なんども繰り返して言いたくなるこの施設があるのは滋賀県甲賀市信楽町。
そう、あの信楽焼きで有名な信楽です。施設を訪問して、まず迎えてくれるのがこの「たぬき」。
ベタベタな感じですが、なぜこんな巨大な「たぬき」の置物をわざわざ。。。ますます謎が深まります。

WEBサイトから写真を拝借してきましたが、全景はこんな感じ。
大きな円の部分がレーダーになるのでしょうか。
どうですか?秘密基地感がバリバリでてますよね?

WEBサイトによると、、
「中層・超高層および下層大気観測用VHF帯大型レーダーであり、高度1~25kmの対流圏・下部成層圏、高度60~100kmの中間圏、下部熱圏及び高度100~500kmの電離圏領域の観測が行われています」とのこと。
なるほどねぇなんて軽々しくは言えないくらい難しい話です。もう、ちょっと詳しく説明しますと、
MUレーダーは、中層大気(Middle Atmosphere)と超高層大気(Upper Atmosphere)を観測するために作られた大型大気観測用大気レーダーです。さらに、下層大気(Lower Atmosphere)も観測することが可能です。 MUレーダーはアジア域最大の大気観測用大型レーダーであり、高度2kmの対流圏から、 高度500kmの超高層大気(熱圏・電離圏)にいたる大気の運動や循環を観測することができます。1984年の完成以来、超高層物理学、気象学・天文学・電気・電子工学、宇宙物理学、など 広範な分野にわたる多くの成果を上げてきました。どうやら、大気を観測するためのレーダーのようです。それも世界的な・・・!!!
しかし、この山奥に、このビジュアルですもんねぇ。。。ちょっと胸踊ってしまいました。
もっと詳しい情報をお知りになりたい方は、まだ、もしかして秘密基地では、、、なんて思ってらっしゃる方はこちらのWEBサイトをご覧ください。
なんてこと一人でブツブツ言っている間にイベントの開始時間です。
取材の日は3連休の初日。それでも沢山の方が、参加されていました。
事前予約が必要なイベントでしたが、すぐに予約は満杯になったみたいです。やはりみなさんこの謎(謎ではないのですが。。。)の施設に興味津々だったのですねぇ。施設名超カッコイイし。
沢山の方に参加いただいてます。
お子様の姿もちらほら。

イベント概要の説明の後には、山本教授による講演です。日夜どのような研究が行われているのか説明されました。
レーダーで大気を測るという話は、あまり日常では聞ける話でもなく、ところどころ難しい話はありつつも、非常に興味深い話ばかりでした。(当然ですけど、謎の施設でもなんでもないことがわかりました!)
次は、いよいよレーダーの見学。
ちょっとこの写真で伝わるかな、かなり大きな施設なんですよ。ぐるっと一周まわるだけでも結構いい運動になります。
実際足を踏み入れてみると、かなり広大です。
最後尾から先頭の方を撮影 広さが伝わりますでしょうか?
アンテナ群です。やっぱり秘密基感がありますよねぇ。
敷地には直径103mの円内に、このような形のアンテナが475本も配置されています。このアンテナ1本1本に小型半導体送受信機が設置されていて、それを個別に制御することができるそうです。
個別で制御することで、1秒間に2500回という高速でレーダービーム方向を変えることができるのです。
これ、結構すごいことなんですよ!世界で最も多機能な大型大気レーダーなんだそうです。

レーダーの説明にも熱が入ります。
レーダーの見学の後には、施設の見学です。どのような装置で計測されるのかの説明を受けます。
装置の説明
装置にくぎづけ
屋内にはこんな装置も!
計測内容についての説明をうけます
計測結果。先生の説明のおかげでとってもわかりやすい!
子どもたちも先生の説明に興味津々!?
どういうものが観測できるのか、観測することでなにがわかるのか。
先生方の丁寧な説明に参加者の方も熱心に耳を傾けてらっしゃいました。
大気圏の観測ってロマンありますもんねぇ。
こういう話を聞けるのも、施設の内部まで入れるのも
京大ウィークスならですね。
どういうものが観測できるのか、観測することでなにがわかるのか。
先生方の丁寧な説明に参加者の方も熱心に耳を傾けてらっしゃいました。
大気圏の観測ってロマンありますもんねぇ。
こういう話を聞けるのも、施設の内部まで入れるのも
ウィークスならではですね。

施設見学の後には、気球観測の実験を体験します。気球に計測器を吊り下げて放球し、高度約30Kmまでの気温や湿度を観測する「ラジオゾンデ放球」です。
まずは気球を準備します
気球もかなりの大きさ
これがラジオゾンデ
いよいよ放球!高度30kmへ!
計測結果に目を凝らします。
気球の放球後には体験証をもらえます!台風が迫り、実施が心配された放球でしたが、なんとか天気も持ってくれて、実施できました。
高く登っていく気球、リアルタイムで計測結果がPCに表示される様子に、参加者の皆さんも興味津々の様子でした。やっぱ、実験はいくつになっても楽しいですよね。

ラジオゾンデ観測結果を見守る参加者の皆さん
以上で、イベント終了です。
信楽の山奥にある、この観測施設、秘密基地ではなかったけど(もちろんそうなんだけど!)
非常に興味深い施設でした。参加された方も、大気が計測されていく様子には大注目。
心配された天候もなんとか持ってくれて、実験もできて、編集部的には撮れ高満載です!
「京都大学生存圏研究所信楽MU観測所」このカッコイイ名前に惹かれて始まった今回の取材
期待にそぐわぬ、秘密基地感を備えた壮大な施設でした!
アンテナが並ぶ敷地の眺めは、ほんとに秘密基地のそれで、胸躍るものがありました!
いや、もちろん秘密基地ではないのですがね。。。
生存圏研究所では、インドネシアの赤道直下でも「赤道大気観測所」という 同様の施設を運営しているそうです。ぜひ、取材に行きたい。。。
(ザッツ・京大の記事:アジアから生存圏を考える-生存圏アジアリサーチノードって?-もご覧ください!)
まだまだ、京都大学には私も知らない施設が沢山あって、
もっと秘密基地感のある施設が沢山あるんだろうなぁと、遠隔地施設に更に興味が沸いてきました!
次はどこの施設に行こうかなぁ?
では、また次回のザッツで!