2017.03.07
京都大学のおもしろ研究者「ベニクラゲマンって…!?」
Institute
No.23
update.2018.01.16
みなさん!こんにちは!
ザッツ・京大編集部です。
今年も行ってまいりました。京大、秋の恒例イベントの一つ「京大ウィークス」。
[京大ウィークスってなに?]
京大ウィークスは、北は北海道から南は九州まで、全国各地に展開している数多くの教育研究施設を地域の皆様に開放し、日々の研究等を紹介する皆さんの知的好奇心を刺激するイベントです!
詳しくはこちら(http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/social/weeks/2017.html)
あの「京都大学」と名前がつく施設で日々いったい何をしているのか?(まぁ他でもなく教育や研究をしてるんですけどね…)を知る機会であり、
普段は入れない施設を紹介したりと盛りだくさんのあのイベントです。
今年もいろんな施設に潜入してきましたので、早速、レポートしたいと思います!
さて、今回、潜入してきました施設は和歌山にある「フィールド科学教育研究センター 瀬戸臨海実験所」。
ザッツ京大の人気記事
「ベニクラゲマン参上!(https://www.thats.pr.kyoto-u.ac.jp/2017/03/07/543/)」
「水族館が京大に!?(https://www.thats.pr.kyoto-u.ac.jp/2017/10/25/3378/)」
にも登場するベニクラゲマンが生息するあの施設です!
今年の京大ウィークスでは施設見学ができ、瀬戸臨海実験所が管理する無人島、畠島にも上陸できるとのこと!
でも、天気予報では当日はあいにく台風が、、
さて、無事畠島に無事上陸できたのか?
それでは、当日の様子をレポートします!
まず、今回訪れました 瀬戸臨海実験所。
(写真は実験施設のひとつ「白浜水族館」)
どうですか?そう、微妙な天気なんです。もう目の前に台風が迫っています。
天気はどんよりしていますが、とにかく、和歌山の白浜までやってきました。やっぱ海は気持ちいですねぇ(強がり)
ちなみに、晴れてる時はこんな感じ。
少し南国の雰囲気が感じられます。
この瀬戸臨海実験所は、なんと、大正11年に創設されました。
(結構古いというか歴史深い施設なんですよ!)
一般にも公開している白浜水族館の他にも実験施設が多くあり、日本の国立大学法人がもつ臨海実験所で博物館相当施設の指定を受けている唯一の施設なんです。(水族館があるだけではないんですよ!)
施設の詳しくはこちら(http://www.seto.kyoto-u.ac.jp/smbl/index.html)をご覧下さい。
さぁ、いよいよイベントが始まります。まずは、瀬戸臨海実験所の歴史と活動のご紹介。
教員が研究施設の歴史を紹介している中で、1930年の水族館開設時の写真があったのですが、その集合写真の中に、参加者の親族が写っているとかいないとかで大いに盛り上がっていました。
施設の歴史と地域とのつながりを感じる瞬間でした。ほんとに地域の方に親しまれている施設なんです!
次は、いよいよバスに乗って「海洋観測研究実習船ヤンチナ」が停泊している港へ移動です。
しかし、船の名前なんで「ヤンチナ」なんだろ?ちょっぴりの疑問をいだきながら出発です!
が!しかし!、、残念ながら、今回はヤンチナに乗っての畠島への上陸は安全を考慮して今回は断念。
「昔、畠島まで学校の授業で泳がされた」と話をされている参加者の方がいて、今回、数十年ぶりに島に行けると思っていたのになぁと残念がる姿も。残念だけど、仕方ないですよね、だって台風だもん。
安全第一!家に帰るまでが京大ウィークスです。
来年の京大ウィークスに期待ですね。私もまた来年、和歌山に来る口実ができました!
実習船ヤンチナに潜入!
その代わりと言っちゃなんですが、船内をすみからすみまで紹介してもらいました。
施設の職員や教員が参加者の方の質問に丁寧に答える姿が印象的でした。
この緑色のアームはドレッジを(海底での底引き用の採集機器)を引き上げるためのクレーン。
ワイヤーの長さは1000メートルあり、そのワイヤーの重さは2トンにもなるそうです。
港を後にしたあと、研究棟に戻る途中に畠島がよく見える阪田公園から島をみんなで見学。
あぁ憧れの畠島。来年こそは必ず上陸を果たすぞー!待ってろよーー!
結構盛り上がった船内見学を終え、次は白浜水族館へ移動して、展示を見学。
白浜水族館は80年以上の歴史があり、一般の方ももちろん入場可能です。
詳しくはこちら(http://www.seto.kyoto-u.ac.jp/aquarium/index.html)をご覧ください。
一般展示を見学した後は、水族館のバックヤードツアーへ。
水槽を上から眺めたり、施設の説明を受けたり、貴重な標本の説明を受けたり。
普段は潜入できないところまで潜入でき、貴重な体験でした。
この水族館が京都大学の研究施設の一つって、、なんだか不思議な感じがします。
バックヤードツアーで餌について説明を受けている様子です。
毎週金曜日には、アジの切り身をあげているそうで、その日は朝から魚たちもソワソワしているらしいとか!?
ここまでで、本日の施設公開イベント終了。参加者の方は終了後も質問をされたり、閉館時間まで、
水族館の展示を楽しまれている方もいらっしゃいました。畠島にはいけなかったけど、十分に施設を楽しめる1日でした!
今回は、台風が迫る中での、和歌山での取材。
どうなるかと思いましたけど、十分に楽しめるイベントに参加することができました!
参加者の方から、瀬戸臨海実験所との関わりや、地域と施設のこれまでの関わりを聞くこともできて、なんだかアットホームな感じがして、瀬戸臨海実験所は地域との関わりを大切にしてきた施設なんだろうなぁと改めて気づかされました。
残念ながら、畠島には上陸できなかったけど、船内をすみからすみまで見学できたり、水族館のバックヤードを見れたり、十分に、見ごたえのある施設見学でした!
来年こそは、ぜひ「ヤンチナ」に乗って上陸するぞ! 待ってろよー畠島!
あっ、船名の「ヤンチナ」。
どういう意味なんだろ、
聞くの忘れちゃったな、
まぁ、それも、また来年ってことで。
それではまた、次回のザッツで!